メンテナンス

home > blog > メンテナンス

2015年11月10日 8:09 PM | posted by taniguchi

以前施工させていただいたCuccagna 3様に木製建具のメンテナンスでお邪魔しました。

ひろく使われている鋼製の建具とは違い、やはり木ですので動いてくることがあります。

建具屋さんの仕事をじっと見ていると本当に繊細でした。

聞くと「昔はこぉやって調整したりすることも結構あった」と言っていました。

住宅でも今は本当に快適なものが出来上がると思います。

一回できてしまえば手を加えることはほとんどないかもしれません。

家はとても大切な役割としてシェルターという要素を含んでいると思うのでそれは素晴らしいことです。

ただ今回のケースのように呼吸する建物に愛情をもってうまく付き合っていくことはそれ以上に素敵なことだと僕は思います。

(もちろん施主様にとっても僕たちにとっても起きてしまったこと自体は喜ばしいことではありませんが)

そしてそのようなある種の代償の向こうにはとても豊かな感情や思い出が存在するのではないかと思います。